記録的な豪雨により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と、一日も早い復興を心よりお祈りいたします。
最近の制作のご依頼の中に、ガラス持ち込みがありました。
ステンドグラスが大好きで、趣味で制作されていたお姉さまが急逝され、残されたガラスを使って作品を作ってほしいと、妹さまからのご依頼でした。
ご相談の結果、手元供養仏壇とフォトフレームを作ることになりました。
どのガラスも綺麗だな、と惹かれてご購入されたのだろうな
ガラスには、作品を作るために、型紙のマーキングがされてるガラスもあって、あー、ランプを作ろうとされてたんだろうな、とわかるものもあって、ガラスに触れていると、なんだかいろんな感情、思いが湧いてきました。
人は必ずいつか亡くなります。
それが早かったり遅かったりは人それぞれですが、年齢に関係なく、人が亡くなった時に家族、友人など周りの人たちに与える悲しみや価値観への影響は、大きいですよね。
むしろ若い方が色々と考えさせられる。
生きたいと願っていても亡くなる人もいれば、連日テレビで流れている三浦春馬さんのように、自ら命を断つ人もいる。
亡くなった方に想いをを馳せることで、命とは、生きるとは、自分は毎日を精一杯生きれているのか…
普段深く考えないことを考えさせていただけました。
写真ではわからないけど、お姉さまがガラスにマーキングしていたマジックのラインは消さずに残しました。
消したいと思えば簡単に消すことはできるけど、それはご家族が判断した方がいいかな、と思いました。
納品のの際に見せながらお伝えすると、嬉しそうに、アートぽくてデザインにも見えるから、このまま残しておきます。と言われたのが心に残りました。
大好きだったステンドグラスで毎日供養してもらえること、残したガラスが作品に変わることを、お姉さまが、喜んでくださるといいなー